道路・自動車豆知識館

渋滞のメカニズム

自然渋滞を引き起こすメカニズムは、以下のような原因と考えられています。

ボトルネック現象
ボトルネックとは、瓶(ボトル)のくびれた形状、すなわち車線の減少などが大きな原因となっているものです。

例えば、慢性的な渋滞を引き起こす首都高速道路では、中央環状線にいくつもの放射状の支線が合流する仕組みになっています。この合流の際、2車線だった放射線と2車線の環状線で合計4車線となれば問題はありません。しかし、これが2車線のままである以上、渋滞が起こるのも当たり前なのです。

心理的なボトルネック現象
高速道路では、人間の心理や習性などからボトルネックを引き起こす場合も多く見られます。その代表的なものが、トンネルや坂道、カーブを先頭にした渋滞です。

トンネル内では体感速度が速く、知らずにスピードが落ちてしまいます。恐怖感からくるカーブでの減速、無意識のうちに減速してしまう上り坂などもあります。

いわば、集団の先頭を走るクルマがボトルネックの働きをしてしまうのです。1台の減速に2台目がブレーキ。それが連なり、ついに15台目あたりではノロノロと、つまり、渋滞の先頭は、何かの理由で、ちょっとアクセルを戻してしまった1台のクルマ、ということになります。

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