道路・自動車豆知識館

案内標識の目標地の基準

案内標識は、道路利用者に目的地や通過地の方向や距離を示し、道路上の位置を教えたり、利用者に必要な沿道の案内を行うために設置しています。

案内標識の目標地に関する基準は、「案内標識の表示地名に関する基準(案)について(昭和61年7月23日)」に定められており、重要地や主要地など目標地となる条件に合う地名の中から、道路の性格、周辺の道路網、目標候補地の間隔等を考慮して決められます。

なお案内標識の距離表示の方法は、標識の設置場所から、案内している目標地の中心地点(市役所や町村役場の正面地点等)までの道路に沿った距離で示しています。市町村役場が町外れにある場合は、市街地の中心交差点や鉄道の駅などを基準としています。

ただし東京の場合、江戸時代の主要な街道の起点が日本橋であり、現在でもこの伝統は受け継がれ、日本橋には日本国道路標があり、東京まで50kmなどの標識の基準地点は日本橋をさします。

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