道路・自動車豆知識館

オーバーヒートの対処

車の走行中、オーバーヒートになると急にエンジンパワーが低下し、車内の水温計の針がレッドゾーンになります。

オーバーヒートを起したな、と思ったら、とりあえず車のスピードを落として走ってみて、走行中に「キンキン」などの金属音がしていたり、車内の警告等のオイルランプが点滅していたら、すぐにアクセルから足を離してエンジンへの負荷を止め、安全な場所まで惰性で走って、エンジンを停止させて下さい。
このままアクセルを踏み続けるとエンジン内部はオイル切れの状態となり、ピストンの焼き付きなどに陥ることもあります。

車を停めて、エンジンを切ってしばらく経ってから(最低10分以上)つぎの内容をチェックしてみて下さい。

1) ラジエータの冷却液量、漏れ
エンジンルーム内のリザーバータンクの液面が極端に減ってないか確認し、減っている場合は、クルマの下の地面を覗いて、漏れがないか確かめましょう。
また、ラジエターキャップを開けて見て、内部の冷却液が白濁していないか確認し、白濁している場合、オイルが混ざってしまった証拠なので、それ以上走行しないようにしましょう。

2) エンジンオイルの量
レベルゲージを抜いて、オイルの量をチェックしてみましょう。

3) ATF(オートマチックトランスミッションフルード)の量
同様にレベルゲージを抜いて(車種によってはリザーバータンク)、ATFの量をチェックしてみましょう。

以上をチェックしてみて異常がなくて、水温も下がっているようなら、しばらくは走行できる可能性もありますが、できれば、整備工場などに相談したほうがいいでしょう。

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