道路・自動車豆知識館

油膜落とし

雨の日の夜など、ワイパーを動かしているのに、ウィンドウがギラギラと反射するのは油膜のせいです。油膜の正体は、ウィンドウに付着したオイル類、あるいは溶け出したワックスなどです。春先の樹木による脂分も原因となります。

洗浄タイプ油膜落とし
スプレー式の油膜除去剤でさっとひと吹きするだけで即座にフラットな視界がよみがえります。しかし、こうしたタイプの油膜落としは洗浄剤を含んだ溶剤が主な成分で、実際には油膜によって凸凹になったウィンドウを薬剤で埋めて、一時的に乱反射を軽減しているにすぎません。そのため、数十分も雨の中を走行しつづけると薬剤が取れ、再びギラギラとした状態に戻ってしまいます。

研磨タイプ油膜落とし
油膜を根本的に除去するには、コンパウンド(研磨剤)を含んだ強力タイプの油膜落としが必要になります。使い方は、油膜除去剤をかけたウィンドウ面を裏パッド付きのスポンジなどでゴシゴシと削り落す感じでこすりましょう。その後、磨き終わったら、ウインドウに水をかけましょう。

油膜落としはカーショップで簡単に購入することができますが、その際は成分表を見て購入するようにしましょう。成分表にガラスコンパウンド、高分子ポリマーと言ったような研磨剤を含んでいるのが研磨タイプの油膜落とし、それ以外は洗浄タイプ油膜落としです。

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